FOMCの振返り(2024/12/19)
12月19日にFOMCがあり、
来年度以降のマーケットに
かなり影響してきそうでしたので
自分のメモも含めてこの記事に残しておきます。
分からない文言も多々出てくると思いますが、
「なんとなく市場がこうなりそう」
というのが分かれば問題ないので
興味ある方はサラっと読んでくれればOKです。
FOMCのおさらい
結論!!
『FRBはタカ派な利下げ』を行いました。
今回のFOMCの結果は、
■0.25%利下げ
■年間の誘導目標4.25%~4.5%に
■サプライズはなかった
というところです。
ドットチャートを見る限り、
■金利据え置きが19人中4人いた
■利下げに反対したのは4人中1人
声明文には下記の文言が記載されていた。
■政策金利調整の幅とタイミングについては、
今後出てくる見通しの変化とリスクバランスを丁寧に評価する
この時点で
➡今後政策変更のペースを変更すると示唆する
=「今でのペースでは利下げしないと言っている」と言っております。
さらには、
■25年のPCEを上方修正もしてました。
┗PCE➡2.1~2.5
┗コアPCE➡2.2~2.5
これはだいぶ大きい上方修正です。
つまり、どういうことを言っているのか?
・今までのようにインフレが下がることが鈍化した
・今までのペースでインフレが下がらない
=「今後そう簡単に利下げできない」ということ。
24年9月のFOMCでは、
「今後インフレが来年にかけて低下する」ということだったのが、
この3カ月で
「25年は低下する」から「上昇する」に変わってしまっている。
これはだいぶ大きな上方修正ですし、
FRBの予想がこれほどズレると
マーケットに不信感を与えてしまいます。
25年のFFレートは
■3.4-3.9
┗利下げが4回から2回に減少
┗レンジは3.1%-4.4%
┗FedWatchは利下げ予想1回
■ロンガーラン2.4→3.9%
現状4.25-4.5%は経済にとって
抑制的な金利水準である可能性があります。
各地区で意見は違えど、
来年の利下げは2回がコンセンサス!!
来年以降は
■PCEの上昇が予想されている
■新政権(トランプ)が減税、関税政策
などといった
インフレを予想させる可能性が大いにある
ということで
また非常に難しい相場がやってきそうです。
以上が今回のFOMCで得た情報です。
では!